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院長ブログ
名古屋 甲状腺 専門医のブログ バセドウ眼症
バセドウ眼症 (甲状腺眼症)
放射線治療は、治療費が高いことや10日間連続して大きな病院に通院が必要なことから、
当院では、ステロイド治療で効果が不十分な方に、
追加してするようにしています。
眼が閉じない、物が2重にみえる、視力低下
がある患者さんでは、
①眼科受診して、眼の動きのチェック(HESSチャートといいます)
眼の奥のMR(眼窩MRといいます)等の検査うぃ行います。
②同時がそのあとに、ステロイド・パルス療法を施行します。
ある程度、ステロイド治療が効果的なら、継続して、
③3回ステロイド・パル療法が終わったら。
内服ステロイド治療に切り替えます。
眼科検査と眼科MR検査で効果を確認にしながら、
徐々に減らしていきます。
④この段階で、症状が悪化するようでしたら、
または、効果が不十分でしたら、
放射線治療を追加するようにしています。
施設によっては、ステロイド・治療と放射線治療を
同時に行っているところもあります。
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バセドウ眼症 (甲状腺眼症)
放射線治療は、
ステロイドで効果が悪い人に効果的なことがありますし、
ステロイド治療の効果を増強したりします。
副作用でステロイド治療ができない方は適応になります。
放射線治療はやった方がいいというデータと、
ストロイド治療だけで十分というデータがあります。
いろんなデータを合わせてみますと、
約60-70%の患者さんに効果があるとされています。
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バセドウ眼症 (甲状腺眼症)
放射線治療は早くは効きませんが、体の外から眼球の後ろの部分に、
放射線を当てます。
これを球後照射といいます。
放射線をあてるとで眼の奥にある組織の炎症細胞を退治します。
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バセドウ眼症 (甲状腺眼症)
ステロイドは副腎皮質ホルモンと呼ばれます。副作用もあるので、長期間に使うことはありません。
3か月ぐらいをめどに中止します。
投与法はいろいろとありますが、
おもにパルス療法をいう方法を使います。
かなりの大量のステロイドを3日間点滴し、次の4日間休みます。
この治療を3週間続けます。
1週間か2週間パルス治療して、効くか効かないかみて、
効果あるようなら継続します。
3回パルス療法施行したら、
量を減らしてステロイドを毎日内服します。
徐々に減らして3か月ぐらいかけて中止します。
効かない人は早々に中止して、別の治療法を考えます。
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バセドウ眼症 (甲状腺眼症)
バセドウ眼症でおきる眼の奥の炎症を抑えるための治療として、①ステロイド治療
②放射線治療
があります
①は早期の改善が期待できます。
②は効果はゆっくりですが、①と合わせて行うことで、
より効果的と考えられます。