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院長ブログ

名古屋 甲状腺 専門医のブログ 甲状腺ホルモン異常とうつ病

甲状腺機能低下症とうつ病

あるご高齢の患者様が甲状腺を心配されて受診されました。
とあるメンタルクリニックでうつ病と診断されて、うつ病のお薬を飲んでおられたのですが、夏なのに寒がり、体重が増加する。薬を飲んでもだるいくて改善しないとおっしゃっておられました。

甲状腺ホルモンを測定したところ、甲状腺機能低下症であったため甲状腺ホルモンを補充して徐々に調子良くなりました。うつ症状も改善し、抗うつ薬も飲まなくても元気で生活されています。

このように甲状腺の病気では様々な症状がでることからほかの病気と間違われていることもあります。
間違われやすい病気と症状は
バセドウ病では      
症状           間違われやすい病気
のぼせ、汗が多い  更年期障害
イライラする       精神病
動悸、脈が速い    心臓病
下痢、微熱       胃腸病




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名古屋 甲状腺 専門医のブログ バセドウ病治療薬メルカゾールの飲み方

抗甲状腺薬メルカゾールの飲み方

先日、他院でバセドウ病を治療されている方が転勤のため、当院に紹介状を持って受診されました。
お薬はメルカゾールを3錠飲んでおられて、甲状腺ホルモンは正常範囲を保たれています。

メルカゾールは3錠を毎食後3回に分けて飲んでおられたのですが、1回3錠でいいですよとお伝えしましたところ、患者さんは「1回でいいなんて今まで聞いていませんでした。飲み忘れが少なくてそちらの方がいいです。」とびっくりしされてました。

メルカゾールは血液の中でなくなるのは数時間ですが、甲状腺の中では長く効いているので、同じ量でも、1日1回で問題ないことがわかっています。そちらの方が患者さんにとってはずいぶん便利ですし、飲み忘れも少なくて済みます。

もう一つのお薬、プロパジール(チウラジール)は残念ながら効き目が短いので分けて飲んだ方がいいです。



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名古屋 甲状腺 専門医のブログ バセドウ病と甲状腺癌

バセドウ病に甲状腺癌が多いでしょうか?

前回、ご紹介した患者さんは、バセドウ病で治療中に甲状腺癌が発見されました。
実際、バセドウ病患者さんでは甲状腺癌が発見されることがしばしばあります。

きちんとデータをとられた先生がたくさんみえます。甲状腺癌の発生はバセドウ病のあるなしでは違いがなかったという報告が多いようです。

バセドウ病があると、必ずといっていいぐらい甲状腺超音波検査を行いますので、甲状腺癌が発見されやすいというのが実情のようです。

バセドウ病の患者さんは過度に甲状腺癌のことは心配なさらないように、バセドウ病をきちんと治療して下さい。

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名古屋 甲状腺 専門医のブログ 親子のバセドウ病

親子のバセドウ病

本日、親子でバセドウ病であるという患者さんが定期検査に見えました。
2人とも数年前にバセドウ病と診断されて、改善したため、数年前からバセドウ病治療薬(メルカゾール)を中止され、現在は甲状腺ホルモンは正常でした。

治療しなくても甲状腺ホルモンが落ち着いている状態をバセドウ病の寛解状態といいます。
バセドウ病患者さんで、治療薬を止め手もいい条件として①薬がかなり少量(メルカゾール2日で1錠ぐらい)いい状態、②甲状腺が大きくない、(③TSHレセプター抗体(原因となる免疫物質)が陰性)であることです。ただし、③は満たさなくても結構、薬を中止できるようで、条件に挙げないことも多いです。

①②の条件を満たしていて、バセドウ病が再発しない可能性は70-80%ぐらいで、満たさないと20-30%に落ちます。2人とも①②の条件は満たしておられて、親子してバセドウ病の状態が似ておられました。

血は争えないものと改めて認識した次第です。

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名古屋 甲状腺 専門医のブログ 妊娠中の甲状腺機能亢進症

妊娠中に起こる甲状腺機能亢進症

昨日、ある患者さんが甲状腺を心配されて見えました。妊娠中に「つわり」がひどいため、名古屋市内にある大きな病院の産科に数ヶ月前に入院され、甲状腺ホルモンが多いので内分泌内科の部長先生に診てもらったようです。

診断は軽いバセドウ病か、でヨードの摂り過ぎで甲状腺ホルモンが多くなったとの説明だったようです。
その後は、甲状腺ホルモンも改善して元気になったようです。

この病気は「妊娠一過性甲状腺機能亢進症」と呼べれる状態です。
バセドウ病ともヨードの摂りすぎとも全く関係ありません。

妊娠初期には胎盤からHCGという性ホルモンがたくさん出ます。
これが、「つわり」おこしたりしますが、少しながら甲状腺ホルモンをつくる働きもあります。

HCGがかなり多いと妊娠初期に一時的に甲状腺ホルモンが多くなることがあります。
ただ、これは1ヶ月ぐらいで正常となるので、よほど重症でなければ、治療せずに様子みます。

ヨード制限は全く無意味です。むしろ、治療薬でヨード薬を使用することがあるぐらいです。
大病院の専門とされるドクターでも結構お寒い状態のこともあります。
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